ロープアクセスではハーネスを着用して長時間作業を行うことも少なくありません。
ハーネス着用での長時間作業は、腰や背中の筋肉に負担をかけてしまいます。
そんな時、活躍するのが『ワークシート』です。

ワークシートって何?

ワークシートとは、ロープアクセス作業で長時間ハーネスを着用する際に、身体にかかる負担を軽減するために使用される商品です。
※ハーネスに接続して使用します。
ワークシートは「ワークポジショニングシート」の略称です。
また、ベンチシートとも言われます。
ワークシートはPPE(個人用保護具)ではありません。
※使用する際は、ご留意ください。
ワークシートは色々なメーカーが取り扱っていますが、どんなワークシートがあるのでしょうか?
ロープアクセスラボでラインナップされているワークシートを見てみましょう。
【 ポディウム 】
弊社職人の定番ワークシートといえばコレ!
ストラップがももに食い込むのを防ぐ金属製フレーム入りの幅広シートで、安定性抜群です。
使用しない時、腰の位置に上げておくため、後部に配置されたフックがあります。
シンプル軽量で使いやすい!※あくまで弊社職人の感想です。

- メーカー:PETZL(ペツル)
- 定価(税込):¥29,700
- 重量:1,060g
- サイズ:横 52cm × 縦 19cm × 幅 15.5cm
- ギアループ:2個
- 耐荷重:1ループ 10kg
【 セコイア用ベンチシート 】
ストラップにはセルフロック式のダブルバックバックルが付いており、素早く簡単に調節可能です。
シートの横幅は調節が可能で、軽量なのが特徴です。

- メーカー:PETZL(ペツル)
- 定価(税込):¥19,470
- 重量:920g
- サイズ:横 44~53cm × 縦 11cm × 幅 13cm
- ギアループ:なし
【 アクセススウィング 】
パッドで覆われた軽量堅牢なアルミ合金製シートです。
使用しないときには、ハーネス後方のバックルで接続することで邪魔になりません。

- メーカー:CAMP(カンプ)
- 定価(税込):¥36,300
- 重量:1,400g
- サイズ:横 52cm × 縦 15cm × 幅 18.5cm
- ギアループ:3個
- 耐荷重:1ループ 10kg
【 フランクリン 】
両サイドの吊ベルトは幅45mmもあり、搭乗中にも抜群の安定性を発揮します。
左右と下にある3ヶ所のD環は、電動工具などの重量が重い物の積載も可能です。

- メーカー:SINGINGROCK(シンギングロック)
- 定価(税込):¥28,600
- 重量:1,650g
- サイズ:横 54.5cm × 縦 16.5cm × 幅 18.5cm
- ギアループ:3個(D環)
- 耐荷重:1ループ 50kg
【 エアラウンジS 】
ストラップ長を簡単に調整できるイージーグライダーバックルが付属しています。
座面が小さめで、シート下面にロゴの取付け(マジックテープ)が可能です。

- メーカー:EDELRID(エーデルリッド)
- 定価(税込):¥30,690
- 重量:1,400g
- サイズ:横 40cm × 縦 19cm × 幅 15.5cm
- ギアループ:4個
- 耐荷重:1ループ 25kg
【 シートテック 】
ストラップのセルフロック式バックルで作業に最適な位置調節が可能です。
ギアループがサイドに各2ヶ所、下部に3ヶ所の合計7ヶ所あるのが特徴です。

- メーカー:Climbing Technology(クライミング テクノロジー)
- 定価(税込):¥24,530
- 重量:1,150g
- サイズ:横 51cm × 縦 14cm × 幅 18cm
- ギアループ:7個
- 耐荷重:1ループ 20kg
一覧表でまとめると下記のようになります。

メーカーによって特徴がありますので、自分にピッタリのワークシートを見つけるのもいいですね!
ポディウムを使用している弊社職人からは、「ワークシートがあるのとないのとでは疲れが違う」と言っていました。
イスに座った感じになりますので、腰と背中の負担が軽減され、身体が楽なのだと思います。
皆様に快適なロープワークを👍