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造園や林業における樹上ロープ作業をされている方や、これからその技術を学びたい方へ、講習や各団体のご紹介です。

あくまで入り口までの道案内ですので、情報としてご活用いただければ幸いです。

ツリー系ロープワークはビルメンや工事で行われる2ロープのロープアクセスとは全く異なる技術のため、専門の講習を受ける必要があります。

基礎から応用まで様々な発展系がありますが、まずは下記に紹介するATIのBAT-1から始めると良いと思います。
ツリークライミングのベーシックとなる技術を学び、ステップアップが可能です。
また技術だけではなく樹木に関しての知識も学び兼ね備えていく事も大切と思います。

さて、ツリー系にはワークとレクリエーションで大きく分けて国内に団体が二つあります。

ワーク系:ATI(Arborist Training Institute/アーボリストトレーニング研究所)

レクリエーション系:TCJ(Tree Climbing Japan/ツリークライミングジャパン)

ワーク系が学びたいのにレクリエーション系の講習に飛び込んでしまうケースがありますので注意しましょう。
仕事として学びたい方はATIの講習がおすすめです。
弊社も受講体験しましたが、初心者にもわかりやすく実用的な技術を学べます。
関東、中部を中心に全国で講習会を開催しています。
講習予定は下記ホームページ内よりご確認ください。

ご質問などございましたらお気軽にご相談ください。
皆様のロープワークライフのお手伝いをさせていただければ幸いです。

=団体紹介=
『ATI』
(アーボリストトレーニング研究所)
ATIはISA(International Society of Arborist)の提携団体であるJAA(Japan Arborist Association/日本アーボリスト協会)が保有するトレーニング機関。ISA公認ライセンスを取得できる。ロープを使ったツリーワークの基礎を学べるBAT1,BAT2は、愛知を中心に各地で開催されており、すべての樹上活動の基礎になるのでオススメ。またレベルがあがれば、TCCと言われる世界大会への参加も可能。
https://japan-ati.com/

『アーバンフォレストリー』
ロープを使ったツリーワークを導入したさきがけと言われる樹木医の会社。実践的なロープワークの講習だけでなく、樹生学的な勉強会も開催している。特に樹木を理解して仕事をしたい人にオススメ。ロープによる特殊伐採も行っている。
https://urbanforestry-japan.com/

『ODSK』
(アウトドアショップK)
樹上作業に関わるロープ資材の販売のほか、積極的に講習会・勉強会を開催している。
https://works.odsk.co.jp/event/

『FOREST EMPOWER』
樹上作業に関わる講習会を開催している。豊富な現場を活かしたより具体的で論理的な説明が得意(比較的新しい団体のため推測)。
https://www.japan-treeworks.com/

『IRATA・JIRAA』
最も世界に普及された2ロープシステムのロープアクセス。
国内ではビルメンや建築工事で多く導入されている。国内資格としてはJIRAAがあり普及されている。ツリー系では少ないながらも採用は可能だか、団体としてのツリー講習はなく、インストラクター個人で小規模に行われている。
https://www.ropeclimbing.jp/

=参考企業や団体=

『マルイチ』
日本で初めて、JR近隣の法面伐採を活線状態で作業することを認められた会社。特殊伐採の方法を確立し、ウッドタワー工法®を打ち出した。
https://www.maruichi01.co.jp/woodtower/

『TCJ』
(ツリークライミングジャパン)
子供から大人まで楽しく木に登り、木や森、自然を味わう体験を目的としたレクリエーションとしてのロープワーク。米国に本部を置くTCI(ツリークライマーズインターナショナル)唯一の日本支部であり、TCI公認の世界共通資格が取得可能。
https://treeclimbingjapan.org/

=用語=

Arborist(アーボリスト)
樹生学を学んだ樹木のプロフェッショナルであり、ロープを使ったツリーケアはアーボリストの技術として発展した。

Logger(ロガー)
いわゆる伐採を専門に行うプロフェッショナルのこと。

(情報協力:株式会社空糸)

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