
EDELRID FUSE(エーデルリッド フューズ)は、新製品のフォールアレスター
ついに出たという感じのフォールアレスターがエーデルリッドのフューズである。
フォールアレスターとはライフラインに取り付ける墜落阻止器具の事です。
これまでほぼ「Petzl ASAP LOCK(ペツル アサップロック)」一択だった分野にようやく対抗馬が出てきました。
実際に現場で使用し試した結果から言うと「操作性と安全性はアサップロックにはまだ敵わない」と感じました。初心者がまず手にするのはやはりアサップロックで間違い無いと思います。
落下してロックするまでの滑りという点でもアサップロックの方が落下距離が少ないです。これはいろんなテストをされた動画がSNSで確認できます。
ただフューズも現場で充分運用できると判断しました。自社のルールの話をすると、現場では協力業者含めアサップロックに限定してましたが、フューズを今後は使用可にしました。
そもそもEN規格を通っているフォールアレスターが数多くある中で、なぜ現場での使用をアサップロックに限定していたかと言うと、二つの理由があります。
- 1つは、墜落係数の低いところで使用できると言う事
- 2つ目は、レスキュー体制を構築しやすいと言う事
レスキューを円滑に行えるようにするためには全員がデバイスの操作に慣れておく必要があります。
フューズは、アサップロック一強時代にクサビを打ち込むか
そんな中でフューズは文字通り追従を許さなかったアサップロック一強時代に出てきた期待の新製品がフューズです。
他のフォールアレスターとの違いは、
人間の下降に合わせて追従するため、落下係数(フォールファクター:FF)がゼロに近いところで使用できるという点です。
これまでアサップロック以外のフォールアレスターは下降している時、落下係数が2の状態でした。
もしメインロープが切れて墜落した場合、フォールアレスターの位置が高い方が落下距離が少ないので、落下係数がゼロに近いところにフォールアレスターがある事が重要です。
フューズはアサップロック同様、それを実現できたところが、注目されている理由です。
時々ストンと落ちることはありますが、アサップロックにもあることなので、そこは大差ないかなと。
EDELRID FUSE(エーデルリッド フューズ)の評価
メリット
- 付けた感じが軽い
- 登り返しの時にロープがたるみにくい
デメリット
- レスキュー可能なアブソーバーが短いために背中側では使いにくい
ASAP LOCK(アサップロック)との比較
FUSE | ASAP LOCK | |
重さ | 420g | 425g |
アブソーバーの長さ | 20cm | 40cm |
価格(定価 8/18現在) | ¥40,260 | ¥36,960 |
我々の主観で感じた内容で、個人差があると思いますので、あくまで参考程度に読んでいただければと思います。
ちなみに、同時に発売されたエーデルリッドの下降器メガワットは普段使っている下降器とレバーが逆になるため個人的な感想としてはイマイチ、、、。
それも好みだと思いますので、試してみたい方は新座ラボで実物を触ってみてください。
ハーネスや下降器を試しに使用できる高さ6Mほどの試着室(ロープスペース)がございます。
それではみなさん本日もご安全に!